配食ねっとコラム
更新日:2017.08.18

高齢者の健康を保つ秘訣は噛むこと!?咀嚼の効果とガム療法

あなたは、噛むこと(咀嚼)について意識したことがありますか?
「食事のとき、しっかり噛むと良い!」なんて、漠然とした認識を持っている方は多いと思いますが、
実は食事のときの咀嚼回数が増えると、

・唾液の分泌量が増え、口内の殺菌力が高まり虫歯や口臭予防に繋がる
・筋肉が動き、脳に刺激が加わり、脳の活性化や運動機能アップなどが期待できる
・脳へ送られる血の巡りが促進される
・消化されやすくなるため、内臓への負担が減る

などの健康効果が期待できるのです!

しかし高齢の方は、あごの筋肉の衰えや虫歯、義歯の不具合などにより、
咀嚼回数が少なくて済む柔らかい食べ物ばかりを選んでしまいがち。
柔らかい食べ物は必然的に咀嚼回数が減ってしまうため、あごの筋肉どころか、
唾液の分泌量も低下し口内環境の悪化を招くなど、負のループに陥ってしまう危険性があります。

そこで、咀嚼力をアップさせるために試して欲しいのがガム療法です。

ガム療法は、片方のあごばかりを使ってしまう片側噛みを矯正しながら、
あごの筋肉をバランス良く発達させ、咀嚼力の向上を図るものです。

そんなガム療法のやり方は簡単!
一般的なキシリトールガム(できれば粒状のものが好ましい)を用意して、ガムを噛むだけ。


はじめに何も考えずにガムを噛みます。このとき、左右どちらかのあごを使って噛んでいますよね。
最初に無意識で使ったあごが、あなたの効きあごになります。

効きあごがわかったら、効きアゴにガムを1粒、反対のアゴにガムを2粒入れ、口をしっかり閉じます。
そして鼻呼吸をしながら背筋を伸ばし、数を数えるようにテンポよくガムを噛んでいくだけ!


最初は10分くらいを目安に1日2回。慣れてきたら、回数や分数を増やしてみましょう。
トレーニングを重ねていけば、咀嚼に必要なあごの筋肉が鍛えられるのはもちろん、
体の歪みの原因となる片側噛みを矯正できます。
また、ガムに含まれているキシリトールは虫歯予防効果が期待できますし、
ガムをしっかり噛むことで無駄な間食も防げます。

もちろん、噛む力が低下する原因はあごの筋力低下だけでなく、
虫歯や義歯の噛み合わせなども関係しているので、
歯に不具合がある方は、歯医者でしっかりと治療を受けましょう。

いつまでも健康を保つ秘訣は「食事を楽しむこと」
そして、食事を楽しむには、「噛むこと(咀嚼)」も重要なポイントとなるのです。

食事を楽しむためにも、健康を保つためにも、
噛むこと(咀嚼)について意識してみてはいかがでしょうか?

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